福岡国際医療福祉大学 医療学部 理学療法学科 教授 柊 幸伸先生

モーションセンサー(MVPシリーズ)は比較的安価であり、複数個の導入が可能です。小型センサーの特性を活かした計測を心がけています。動作中の局所の動きを細かく分析するのに適したデバイスだと思います。

使用製品
8チャンネル小型無線モーションレコーダー MVP-RF8シリーズ 他
使用目的
複数個のモーションセンサーを身体に貼付し、モーションセンサーに挟まれた関節の相対的な運動を分析しています。
使用シーン
下腿部および大腿部外側にモーションセンサーを固定し、歩行や立ち上がり動作、階段昇降などの動作時の膝関節の運動を計測しています。 計測した角速度を積分して角度を算出し、関節を挟んだ2つの角度変化から相対的な関節運動を分析しています。 また、空きチャネルであるch4とch8を使用し、フットスイッチや同期用のトリガーとして活用しています。
使用した効果
小型センサーですので、身体の拘束は少なく簡便に計測が可能です。 角速度計測ではドリフトノイズの処理が大変でしたが、現在ではEXCELを使ってノイズを除去する方法も考案しました。 簡便に動作を客観的な数字で表すことができ、研究や授業に役立てています。